森下の下町居酒屋
居酒屋センサーを働かせ飲み屋を探していたある日、下町ならではの雰囲気をブンブン感じる居酒屋を発見。吸い込まれる様にのれんをくぐると、そこは幸せ空間でした。
みたかや酒場
その名も“みたかや酒場” 。

初めてだけど入れてもらえるかな…という不安と緊張を胸に、飲み友M子ちゃんといざ入店。
店内はお客さんで一杯!それも皆さん常連さんの様な雰囲気。
「ああ、厳しそうだね。」と諦めかけた時、
ちょうど1組が退店し、入れる事に…!
無事着席!!!
厨房を囲むカウンターと、ボードに手書きで書かれたメニュー。
そしてカウンター各卓に並ぶお酒の空き瓶の数々。
「絶対美味しいじゃん…。」私とM子ちゃんは確信しました。
着席と共にまずはもちろん二人共生ビール。
料理がどれも美味しそうで、中々食事メニューが決まらない私たち。
お隣の常連さんにオススメを教えてもらい、いざ注文。
- 肉豆腐
- 刺し盛り
- 赤魚粕焼
- チキンカツ
を注文。
すぐに到着したアサヒビールと肉豆腐を前にM子ちゃんが一言。

「幸ぃぃぃ〜。」
確かに幸な光景でした。現在29歳ですが、心には平成ギャルマインドを宿している私たち。
再度幸な居酒屋に乾杯し、ビールを流し込みます。
料理はどれも美味しく、刺し盛りも5種類あり大満足。(既にビールが半分なくなってる…笑)

どの刺身をどっちがどのくらい食べたか、均等になる様にお互いしっかりマネジメントしながら食べるのが私たちの決まりです。
恥ずかしがらずにそんな事を言いながら飲める友達がいて、本当に良かったなと思うアラサー。
そんなこんなで、美味しい料理に気付けばビールを二杯飲み干していました。
お酒好きでも体型を気にするお年頃、3杯目のビールには罪悪感を感じ、二人共レモンサワーへ移行。
そしてお酒が進むと話は互いの悩み相談に。
30を目前に結婚に焦る独身の私。
一方で結婚して数年、夫婦なりの悩みを抱えるM子ちゃん。
毎回同じ様な相談をしていますが、状況が違うからこそ、思ったことを率直に言い合います。
この年の女同士の会話って、結婚してるか否か、子供がいるか否か、とかそれぞれの状況によって日々感じる事が違うから、どうしても互いに気を遣って、当たり障りの無いことしか言えない事が多いなって思います。
でも出会って17年のM子ちゃんとは、本音を言い合い、互いに辛辣なアドバイスもします。笑
今日も今日とて、お互いの話に涙目になりながらお酒を飲む私たち。笑
気付けばなくなるレモンサワー。
ここで私は、大好きな日本酒へ。M子ちゃんはおかわりレモンを。
日本酒は、今日置いてある数種類から、好みに合わせて店員さんが選んでくれました。
4杯目のお酒を飲み始めながら、隣のお客さんが食べているカレーが気になる私たち。
そんな私たちの視線に気づき、常連さんが教えてくれました。
「裏メニューのカレー美味しいよ〜。」
なんとなんと。
食べたい。でも初訪問なのに裏メニューの注文は許されるのか。
ヒソヒソと相談。
注文してみる事に。
私「カ、カ、カレーって….。」
店員さん「カレーね!はいよ!」
やったやったー!!なんて優しい店なんだと喜ぶ私たち。
そしてすぐにカレーが到着。
美味しすぎる….
今まで食べたカレーの中でTOP3に入るぞこれ…
想像を超えてきたカレーの美味しさに感動。
私の中ではベストメニューでした。
その後も日本酒とカレーをお供に話を続ける。
気付けば「来世はな〜。」と来世の話になっていました。笑
来世への希望が大きい中々闇深いM子ちゃん。
私はまだ今世をやり切ってなさすぎる。
一通り話し終え、満足して時計を見ると23時半。(記憶が朧げなので確かそのくらい)
帰ろうか!となりこの日はお開きに。
自他ともに認める記憶力の悪さなので、お会計がいくらだったかは覚えてはいません。
でもお酒4杯ずつと沢山のお料理を頼んだにも関わらず、「思ったより安いね!」と話した記憶はあります。
美味しいお酒に料理、マブダチとの楽しい会話、今日は非常に幸な時間を過ごせました。
感想
“みたかや酒場” とてもとても素敵な名店でした。
マスターや店員さんもお優しく、常連さんが多い中でも初訪問の私たちを温かく迎えてくださる雰囲気でした!!
ぜひ私も顔を覚えられるまで通いたいと思います。